スキンケアを始める前に大切になってくるのが「お肌について知ること」自分がどんな肌タイプなのかを知る事によって、自分に合ったスキンケア方法も見えてくるのでとっても大切。今回は基本的なお肌の知識や肌タイプについてご紹介していきます。
【基礎知識①】お肌は3つの構造でできている
まずは基本的な「お肌について」
お肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの構造でできていて、それぞれ役割があります。
表皮について
表皮は一番外側の部分であり、水分を保持してくれたり外からの刺激を身体の内部に伝えないようにするバリアのような役割があります。
さらに下の図のように表皮は4つの層でできています。

【角質層】表皮の外側にあり、うるおいを保って乾燥から守るバリア機能の働きがあります。表面には皮脂膜(汗と皮脂が混ざり合ったもの)で覆われている。
【顆粒層】ここにある細胞はターンオーバーにより角質層へ。皮膚の保湿や刺激から肌を守る役割があります。
【有棘層】ランゲルハンス細胞という、皮膚に異物が侵入するとアレルギー反応を起こして排出しようとする働きの細胞ちゃんがいます。
【基底層】表皮の一番下にある層で新しい角化細胞を作る働きがあります。ここにはメラノサイトとよばれるメラニン(色素)を生成する細胞ちゃんがいます。
真皮について
真皮は表皮の下にある層であり、お肌のハリや弾力に関わってきます。

真皮全体の約70%はコラーゲンとよばれる繊維でできており
このコラーゲン繊維を束ねているのがエラスチン繊維というもう一つの繊維です。
この2つの繊維の間を埋めるように存在するのがヒアルロン酸とよばれる物質です。
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の3つがお肌にハリや弾力をもたらす大切な成分となります。
そしてこの3つの成分を生み出す最も重要な成分が線維芽細胞とよばれるお母さんのような成分です。
線維芽細胞が元気な状態だとたくさんコラーゲンやエラスチンなどを生みだせるのですが
年齢とともに減ってしまったり元気がなくなってしまうと、だんだんとハリや弾力が失われていきます。
これがシワやたるみの原因になるのです。
線維芽細胞が元気な状態でいるには血液からの栄養が十分であることが大切。
紫外線やお肌の酸化、糖化によってもコラーゲンやエラスチンにダメージを与えてしまうので
日頃の紫外線対策なども大切になってきます。
皮下組織について
皮下組織は皮膚の一番下にある層であり、脂肪を蓄え外からの衝撃などから内臓を守るクッションのような役割があります。
最後に
一言に「肌」といっても肌は3層に分かれて成り立っているんですね。
少し座学的な内容でしたがいかがでしたでしょうか。
この成分はここにアプローチしてくれるからこういう効果が期待できるんだ!など
今後選ぶスキンケアアイテムの参考にもなるので知っておくといいかもしれませんね☆
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^○^)
ゆる主婦 いちまる